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『給食室のいちにち』文・大塚 菜生 絵・イシヤマ アズサ | 2023年 課題図書より

絵本・児童書

2023年の課題図書(第69回 青少年読書感想文全国コンクール)中学年の部の中に、おもしろい食べ物絵本がチョイスされていたのでご紹介。

小学生ならだれでもお世話になっている給食。

そんな給食がどのようにして作られているかを描いた1冊。

身近なものの裏側を知るのは楽しいもの。

子どもも興味津々で読めると思います。

読んだら親子で給食の話をしてみては?

きっと盛り上がりますよ。

中学年の部の課題図書ですが、低学年から興味を持てる内容です。

あらすじ『給食室のいちにち』【小学校低学年から】

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給食室のいちにち
文: 大塚 菜生
絵: イシヤマ アズサ
出版社: 少年写真新聞社
発行日: 2022年07月22日
ISBN: 9784879817600
258mm×218mm 
32ページ

給食がどのように作られているか、栄養士の山川さんを中心に、一日を描く内容です。

今日のメニューはカレーライスとサラダ、デザートはゼリー。

朝の身支度から、どのように材料が運び込まれ、調理されるかが紹介されています。

給食を安全につくるため、各工程で様々なチェックがあります。

この学校ではカレーのルーも手作り。

カレー粉が加わるといいにおい。

ゼリーや、サラダのドレッシングも手作り。

出来上がると栄養士の山川さんが味見。

次に、校長先生がチェック。

そうしてようやく教室に運び込まれます。

子どもたちに食べ物や栄養について伝えることも、栄養士の大切な仕事。

この日は今日のカレーの隠し味について教室でお話ししました。

終わったら調理員さんたちと休憩。今日作った給食を囲みます。

休憩後は片付けが始まります。

みんなが食べてくれたかどうか、残りをチェック。

調理員さんたちが片づけをしている間、栄養士の山川さんは、給食の献立を考えます。

明日の準備まで終わったら、給食室の一日が終わります。

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レビュー『給食室のいちにち』

この本を読んで一番印象に残るのは、食の安全についてではないでしょうか。

給食室に入る人の体調管理から、ほこりや髪の毛が入らないようにするローラーがけ、マスク、入念な手洗い。

搬入された材料の状態を確認し、調理後の給食の仕上がりもチェック。

それぞれサンプルをとって保存します。

出来上がった給食は、いつも先に校長先生がチェックしているんですね。

裏表紙の見返しには給食室マップが描かれていますが、給食室は細かく仕切られて、菌が持ち込まれないように工夫されています。

こんな風に安全な給食を作るために、たくさんの工夫と確認がされているんですね。

読書感想文、どう書く?

さあ、読書感想文ですよね。

とっとと片付けたいですね。

内容も理解しているし、それなりにおもしろかったとしても、いざ書こうと思うと「…何書こう…」ってなりますよね。これ、みんなそうなる。

ほんで思ったんですけど、読書感想文を書くなら、内容について親子で話をしてみるのがオススメ

(そういうことが専門というわけではないので、あくまで「かつて読書感想文で苦労した元小学生」としてのオススメです)

書き始める前に話をすることで、「この話をするとお父さん(お母さん)はこういう話をしました」と、視点を広げて書きやすくなりますよね。

実際に会話の中で、理解が深まったりまとまったり、書きやすくなるということもあると思います。

どういう内容にするか、着眼点はいろいろあると思います。

食の安全について」の他、時間に注目するのもいいかもしれません。

この絵本は何時に何をするのか時間が書いてあります。

みんなが15分ほどの食事をするために、準備から片付けまで丸一日が費やされているんですね。

おうちの食事にも多くの時間を費やされていることに気づいてもらえたら、なおうれしい。

食べることについての意識が変わるかも。

もちろん、「栄養士のお仕事について」という視点でもいいですね。

調理員さんに外国人の方が2人入っているので、そういうところから話を発展させてもいいと思います。

単純に思い出のメニューの話をしているうちに、気づくこともあるかもしれないですね。

昔はクジラが給食に出ていて…とか。(あ、世代がちょっとずれますかね)

こうなってくると、親の話の力量を問われますね。

ハハハ…プレッシャー…(笑)

作者 大塚 菜生(おおつか なお)さんについて

福岡県在住。創作からノンフィクションまで幅広く手がける。
主な作品に『ぼくのわがまま電池』『うちの屋台にきてみんしゃい』(ともに岩崎書店)
『きっと泳げるよ、カバのももちゃん』(汐文社)
『どんぐり銀行は森の中』『弓を引く少年』(共に国土社)
『東京駅をつくった男』(くもん出版)など多数ある。
本書は国立病院の給食室に勤務する経験をいかした初めての作品。

奥付より

給食室に勤務しながら、創作活動をされているということでしょうか。

おもしろいですね。

作者 イシヤマ アズサさんについて

大阪府在住。コミックエッセイや書籍の挿絵・装画で活躍中。
主な著書に『真夜中ごはん』『つまみぐい弁当』(共に宙出版)、
絵を担当した作品に『くいしんぼうこぶたのグーグー』(教育画劇)
「11歳のバースデー」シリーズ(くもん出版)『ぼくらの一歩30人31脚』(アリス館)、
『セイギのミカタ』(フレーベル館)『俳句ステップ!』(佼成出版社)
装画に「ゆきうさぎのお品書き」シリーズ(集英社)などがある。

奥付より

『真夜中ごはん』は、第4回料理レシピ本大賞コミック賞受賞。

ちょこっと試し読み。

「料理が得意でない人間の 自分をいやすためだけにつくる 夜食エッセイですので…(略)…」

こ、これは!食いしん坊の簡単クッキングのエッセイってことか!

絶対うまいやつやわ!

冒頭から「なめたけ入り卵かけごはん」おいしそぉ~。幸せそ~~。

先にしょうゆをたらすとこなんか、簡単クッキングの中にもこだわりを感じます。

これは読んでみたいな~。

コミックエッセイ第2弾の『つまみぐい弁当』も控えてます。

【宙出版 『真夜中ごはん』特設サイト】

真夜中ごはん(イシヤマアズサ著)| 宙出版
料理レシピ本大賞2017で「コミック賞」受賞のイシヤマアズサ著『真夜中ごはん』(宙出版)の特設サイト。本書は、さまざまに趣向を変えて日々の簡単ゆる夜食を楽しむアラサー女性の、食と暮らしを描くコミックエッセイです。ためし読み、書店リンクあり。

まとめ

今回は2023年の課題図書から『給食室のいちにち』をご紹介しました。

読書感想文はだいたいみんな苦手だと思いますが、とても興味深い絵本なので、あまり気負わず読みたいですね。

身近なことの裏側を知ることは、単純におもしろいですよね。

欠席者の数を確認するとか、「へ~」って思いました。

欠席者の分を他のクラスにちょっとずつ増やして調節するのだとか。

そうすると、欠席が多い日は「あれ?今日なんか多くない?気のせいかな?」ってなってるんでしょうか。

読書感想文、健闘を祈ります。

(うちの学校では自由課題なので娘次第!)

ではまた。

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