中学生の頃、同級生にめちゃめちゃかしこい女の子がいて、とにかくお勉強ができるんです。
でもそれだけじゃない。
話もとっても面白い。
それでその子が相撲の決まり手をめっちゃ知ってたんですよ。
ほへー、なんかかっこいーって思いましたね。
彼女はのちに東大へ行きました。
かっこいー。
かしこい人っていろいろなものに興味を持っていて知識の幅が広いのですね。
というわけで、そんなことを思い出しながら、おすもうの絵本を選んでみました。
『はっきょいどーん』やまもとななこ
絵がど迫力です。
小柄な力士、明の海(あけのうみ)が、大きな力士、武留道山(ぶるどうざん)に優勝をかけて挑む大一番。
ふんばる足のアップ、見開きいっぱいのおしり。
絵本の画面をめいっぱい使った表現です。
なんと著者はこれがデビュー作なんだとか。
すごい!
『りきしのほし』加藤休ミ
こちらは、力士かちかちやまの日常を描いた絵本です。
稽古、食事、休憩時間、散歩…相撲部屋のおすもうさんたちが、どんなふうに毎日をすごし、どんな気持ちでがんばっているのかが描かれています。
なかなか強くなれなくて「やめよかな…」と思うことも。
それでも自分を奮い立たせて稽古にはげむ。
かちかちやまの表情がこまやかで、気持ちが伝わってきます。
最後勝った時のかちかちやまの表情がすがすがしいです。
『おれ、よびだしになる』文/中川ひろたか 絵/石川えりこ
こちらは「よびだし」に注目しためずらしい絵本です。
相撲好きの男の子がよびだしにあこがれるお話。
よびだしの裏側を垣間見ることができます。
相撲部屋に所属していて、おすもうさんと一緒に生活をすること。
それもこの本を読んで初めて知りました。
仕事はよびだしだけでなく、土俵づくり、太鼓を鳴らすこと、その他こまごまとしたこと…いろいろな裏の仕事を担っているのですね。
いいよびだしにはお客さんから声がかかることも。
相撲の楽しみ方が増えそうですね。
『スモウマン』文/中川ひろたか 絵/長谷川義史
こちらは長谷川義史さんの絵が楽しい、ヒーローのお話です。
正義のために戦うスモウマン。
助けを呼ぶ女の子の声。
駆けつけて街の中で大一番。
見事勝利!
おなかがすいていた女の子にちゃんこをごちそう。
ありがとう!スモウマン!
というお話です。
街中の下町感がすごいです。
よく見ると店の中まで入り込んで大暴れ。
けが人もでています(汗)
長谷川義史さんの絵は、こまごまとユーモアがちりばめられていて、じーっくり見て、ふふっと笑える絵本です。
読み聞かせをしている大人も楽しめる1冊ですよ。
まとめ
今回は、相撲の迫力を味わう「はっきょいどーん」、相撲部屋の力士の日常を描いた「りきしのほし」、よびだしに注目した「おれ、よびだしになる」、ヒーロー「スモウマン」を紹介しました。
おすもうを楽しむきっかけになりますように。
ではまた。
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