これまで長女に読んだ中で、一番どはまりしたのが、いしかわこうじさんの『おめんです』です。
1歳6か月の頃。
気に入りすぎて寝ても覚めても「めんめんよぉ!!!」と催促。
ほんと、朝、目覚めた瞬間からです。
あまりにも毎日毎日朝から晩までなので、こっちも若干疲れて、ちょっと見えにくいところに置いてみたりしてました。
隠すのも大人気ないし、ないと騒ぎになりそうだし。
ちょっとだけ見えにくいところへ。
あれ?そんなところにあったの?ってとぼけられる程度に。
すぐに見つかってしまいますね。
このブームは2、3か月続きました。
図書館の本だったので、返してはまたすぐ借りて、一冊ずっとキープ状態。
ブームが落ち着いたころに、「思い出に」とやっと購入しました。
あっ!とおどろくしかけえほん シリーズについて
『おめんです』はしかけえほんです。
これまで3冊シリーズが出ています。
いつからか表紙にも「あっ!とおどろくしかけえほん」というキャッチフレーズがついています。(1巻の1刷目にはありません)
おめんをかぶっている動物が出てきて、
「こわーい おにの おめん かぶってるいるの だあれ?」
おめんをめくると
「もぉー つのが かっこいい うしさんでした。」
と答えが出てくるというしかけです。
最後には「さあ、どのおめんをかぶりたい?」と今まで出てきたおめんが並んでいます。
おめんをめくると出てくるという、「いないいないばあ」のような楽しさ。
そして動物をあてるクイズの要素。
読み手と子どものやりとりを促す要素が満載!
そういうところが子どもをひきつけるのですね。
うちでは1歳6か月頃に読みましたが、赤ちゃんから幼児までけっこう幅広い年齢で楽しめると思います。
おはなし会でつかみに読んだり、中ほどで小休憩的に読んだりするのにもぴったりですね。
大型本も出ています。
おめんです
シリーズ1冊目。
問「おめんをかぶっているのだあれ?」
答「〇〇でした。」
の構成。
登場するおめんと動物たちは以下のとおり。
- おに→うし
- おたふく→ぶた
- だるま→ごりら
- かっぱ→かえる
- ひょっとこ→たこ
- きつね→たぬき
すべて和のおめんです。
おめんと動物がちょっと共通点があって、絶妙なチョイスです。
おめんです2
2巻は外国のおめんです。
- おおかみ→ひつじ
- たいよう→らいおん
- ぴえろ→ぱんだ
- そんごくう→くろねこ
- かぼちゃ→おばけ
- ぶとうかいのかめん→ふくろう
おっと、そうきたか、と思いながら読みました。
ピエロとパンダのあたり(笑)
こどもの反応はこちらも上々です。
おめんです3
3巻はまた和のおめんです。
- えびすさま→こあら
- まねきねこ→ねずみ
- なまはげ→やぎ
- のうのおめん→しろふくろう
- にんじゃ→こうもり
- てんぐ→ぞう
「ヒト」のおめんが多くてちょっとコワい印象です。
とくに「のうのおめん」がリアルで(笑)
子どもは気に入っていましたよ。
著者 いしかわこうじさんについて
いしかわこうじさんはたくさんの赤ちゃん向け絵本を出されています。
子どもが小さい頃はよく読んでいました。
よほどよく選んでいたのか、子どもも「いしかわこうじ」だけは覚えていました。
絵本タイトルを読むと、続けて「いしかわこうじ」と言っていました。
いしかわこうじさんの絵本じゃないものまで「いしかわこうじ」って。
朝日新聞社の「好書好日」に、インタビュー記事が掲載されています。
【好書好日 いしかわこうじさんの絵本「おめんです」 小学4、5年生くらいの感性と最大限のエネルギーを込めて(2019.6.17)】
Ehon Naviで、絵本の内容を見ることができます。動画もあり。
まとめ
『おめんです』は、読み手と子どものコミュニケーションを楽しめる絵本です。
おはなし会にもぴったり。
ハマりすぎ注意!
では、また。
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