前回は『おにぎりをつくる』をご紹介しました。
今回は『みそしるをつくる』。
子どもとお料理する絵本です。
おにぎりとみそしる、これだけできればなんとかなりますね。
おみそ汁の調理は包丁を使います。
火も使います。
子どもは「お料理してる」感があって喜びますが、親はちょっとドキドキですね。
内容『みそしるをつくる』【5歳から】
こんぶを 1こ
にぼしを 5ひき
およがせる。
30ぷん まちましょう。
(本文より)
そう、このおみそ汁作りはお出しをとるところから始まります。
煮干しと昆布のお出しです。
お椀で2人分計量した水に30分漬けて後、弱火で(裏表紙によるとおよそ20分)煮ます。
味見をしておいしいと思ったらお出しのできあがり。
具は油揚げとお豆腐。
油揚げは包丁を使って切りますが、お豆腐はスプーンですくいます。
豆腐を包丁で切るのって難しいですもんね。
1人分あたり梅干し1個の大きさ(ということは今回は2人分で2個分)のお味噌を溶かしてできあがり!
最後に「ぎゅうにゅう いれても おいしいよ」とのこと。
え~!びっくり!
正直なところ、うちは顆粒出し。
手間と経済面と、そして出し殻を捨てるのに抵抗があるためです。
でもこの絵本を読んでいると、ちゃんとお出しを取ったおみそ汁が食べたくなってきました。
かつおは高いけど、煮干しなら…。
漬ける、煮る手間は手順を考えればいけるかな…。
出し殻の再利用方法はネットにいろいろあるようだし…。
ちょっと前向きに考え中です。
とりあえず、お味噌は以前うちの母がおいしいと言っていた無添加のものに変えました。
普通のスーパーで売ってるやつですよ。
「これがおいしい!」って強く言われるとその気になりますね。
著者 高山なおみさんについて
著者は料理家高山なおみさん。
NHK『今日の料理』、雑誌『Ku:nel』、雑誌『天然生活』などで活躍されていて、料理だけでなく、そのライフスタイルも憧れを持つファンが多いようです。
写真は長野陽一さん。雑誌『Ku:nel』などで高山さんの料理をたくさん撮られてきた方なのだそうです。
装丁・イラストは寄藤文平さん。JT広告の『大人たばこ養成講座』など、一度は目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
3人のインタビュー記事が、絵本ナビに掲載されています。
この絵本は高山なおみさんの神戸の自宅で、3人集まって制作されたのだとか。
撮影の様子や制作の裏側が分かっておもしろいですよ。
【絵本ナビ『みそしるをつくる』『おにぎりをつくる』料理家・高山なおみさん
写真家・長野陽一さん、デザイナー・寄藤文平さんインタビュー (2020.11.19)】
“だって、世のお母さんたちは本当に忙しいでしょう。だから「みそ汁は、インスタントのお出汁でも美味しくできますよ」って言いたいの。ほんとに美味しいし。でも、家では私も昆布と煮干しでお出汁を取っている。その美味しさは知っているけれど、「やりましょう」と強くは言いたくない……。そういう気持ちを抱えたまま、『みそしるをつくる』の撮影はスタートしました。”
(インタビュー記事より引用)
このくだりを読んでちょっとほっとしました。
「ちゃんとお出しをとりましょう!」って言われてしまうと、そのプレッシャーで疲れてしまいますもんね。
ちゃんと気持ちを理解してくださっている方なんだなあと思いました。
気負わず作っておいしく食べたいですね。
まとめ
今回は高山なおみさんの『みそしるをつくる』をご紹介しました。
シンプルでありながら丁寧なおみそ汁の作り方でした。
読んでいるとちゃんとお出しをとってみたくなりました。
離乳食作っていた時以来ですが、やってみようかな。
ではまた。
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