最近、ゆるく薬膳にはまっています。
黒豆、黒ごま、黒きくらげ、などの黒い食材を積極的に取り入れてみたり、山芋を常備したり、クコやナツメやナッツをおやつにしたり。
のどや鼻の乾燥にはちみつレモンなど、体調に合わせて飲み物を選ぶことも。
きっかけになったのはこのマンガ。
水凪トリさんの『しあわせは食べて寝て待て』。
そろそろ身体の日常メンテナンスが必要な40代半ばの私に、とってもぴったりな作品でした。
このマンガを読むと、薬膳に感じる「ストイック」「意識高い系」「難しそう」っていうイメージが、「やってみようかな」になるかもしれないですよ。
『しあわせは食べて寝て待て』はこんなお話
主人公は、これまでバリバリ働いていた麦巻さとこ(38歳)。
膠原病にかかってしまい、疲れやすい身体に。
生活は一転し、週4回のパートとして働く生活になる。
出費を抑えるため引っ越したのは築45年の団地。
大家の鈴さん(92歳)と息子のような青年司との出会い、団地や職場の様々な人たちとの関りを通し、麦巻さんは新しい生活と新たな価値観を再構築していきます。
水凪トリ(みずなぎとり)さんはこんな人
水凪トリさんの作品を検索してみても『しあわせは食べて寝て待て』しか出てきません。
え!?これがデビュー作!?
って思ったら、そうではないんですね。
どうやら、これまで別のペンネームで長年バリバリご活躍されていたようです。
実は作者の水凪トリさん自身、膠原病を患っていらっしゃるそうで、ご自身の経験をもとに、この作品が生まれたんだとか。
だからこそ、麦巻さんの心理が繊細に描かれているのかも。
バリバリ働いていたのに、思うように動けなくなる寂しさ、情けない気持ち。
それでも前向きに進もうと試行錯誤したり、体調次第で気分が浮き沈みしたり。
この揺れ動く気持ちもとてもリアルだなあと思います。
年齢とともに身体が思うように動かなくなったと感じている方や、長期間体調を崩したことがある方などは共感するところが多いのではないでしょうか。
やってみる、プチ薬膳
お話の中で、麦巻さんは鈴さんや司の影響で薬膳を始めます。
お話に出てくる薬膳はとても簡単。
のどに乾燥を感じているという麦巻さんに司が勧めたのは、あんずのドライフルーツ。
コンビニで売っているものです。
これを読んで、料理さえしなくても薬膳ってできるんだなあ思いました。
他にも、春には青(緑)、梅雨には黄、秋は白、冬は黒、と季節ごとの食べる食材が色で示されていたりするのもわかりやすいです。
興味がわいてきたんで、いろいろと調べていると、薬膳って案外身近。
体を温めるには生姜、きのこで免疫力アップ、アンチエイジングには黒い食材など、すでに聞いたことがあることも多いです。
私も年齢とともにちょっとした不調を感じることが多くなりました。
「これを食べるといい」と単品を食べるのではなく、体質や体調に合わせていろいろな食材を選んで食べるのが薬膳。
体調の変化に対応できるように、薬膳の知識を身につけていきたいなと思っているところです。
ドラマ化するようです
来春、NHKでドラマ化が決定しているようです。
まだ、キャストもドラマの回数もよく分かりませんが、楽しみですね。
まとめ
今回は私が薬膳に興味を持つきっかけになった、『しあわせは食べて寝て待て』をご紹介しました。
私も先日ぎっくり腰で長期間仕事ができず、このまま満足に働くことができなくなってしまうのではないかと危機を感じていたところ。
なので、バリバリ働けなくなった麦巻さんの気持ち、とても心に響きました。
麦巻さんなんてまだまだお若いのに。
でも人生の苦境は、実は幸せへのターニングポイントかもしれません。
私はいつもそう思ってます。
またそうであらねばならぬと奮起しているところもあります。
麦巻さんも結果オーライな未来が訪れますように!
ではまた。
参考:リッスン はたらく気分を転換させる深呼吸マガジン 「『しあわせは食べて寝て待て』作者・水凪トリさんに聞く。もっと働きたい気持ちにどう向き合う?」(2022.01.26)
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