もうすぐクリスマス。
今回は大定番『ぐりとぐら』より、クリスマスのおはなし。
こちらももちろん、おいしそうな食べ物が出てくる絵本。
だってぐりとぐらは、
「このよで いちばん すきなのは おりょうりすること たべること♪」
ですもんね。
おいしいものがでてくるわけです。
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あらすじ『ぐりとぐらのおきゃくさま』【3歳から】
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/1ef21e2f.d2469965.1ef21e30.a91d590d/?me_id=1213310&item_id=13056020&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fbook%2Fcabinet%2F1013%2F9784834001013.jpg%3F_ex%3D300x300&s=300x300&t=pict)
ぐりとぐらは、森の中で大きな足跡を見つけました。
「きつねかな」「くまかな」
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あしあとをたどって行くと、たどり着いた先はなんと自分たちの家。
家の中には大きな長靴がありました。
他にも、真っ赤なオーバー、真っ白なマフラー、真っ赤な帽子、手袋、靴下…そしてとても大きな袋!
「おきゃくさまは、いったい どこだろう」
家中を探していると、おいしいにおいが漂ってきます。
「これは、カステラを やく におい!」
台所にいたのは、赤いズボンの白いひげのおじいさん。
チョコレートとクリームがどっさり乗った、焼きたてのケーキを持って。
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「クリスマス おめでとう」「では、よい おとしを!」
そういうと、大急ぎで去っていきました。
そのあと、大勢のお友達と、ケーキを食べ、歌ったり踊ったり楽しい時間を過ごしました。
作者 中川李枝子・山脇百合子について
中川李枝子さんと山脇百合子さんは実の姉妹。旧姓は「大村」。
シリーズ1作目『ぐりとぐら』では、妹の山脇百合子さんは「大村百合子」の旧姓でした。
お二人の共作でたくさんの作品を生み出されています。
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中川李枝子さんは、児童文学作家として活躍されただけでなく、作詞も手掛けられています。
代表作はアニメ映画『となりのトトロ』のオープニングテーマ「さんぽ」。
「あっるっこ~、あっるっこ~わたしはぁ~げんきぃ~」ですね。
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山脇百合子さんは、なんと高校生の頃から挿絵や絵本で活躍されていたそうです。
2022年9月29日、80歳で死去されました。
みんなの大定番を生み出されたお二人、すごい姉妹ですね!
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まとめとちょこっとコラム
まとめ
今回は『ぐりとぐらのおきゃくさま』をご紹介しました。
文中では一言も「サンタクロース」だと言わないんですね。
それがなんだか静かに秘密の話をしているようで、ステキだなと思います。
ぐりとぐらは、お料理と食べることが好きなだけじゃなくて、最後の場面のように、お友達とおいしいものを囲んで過ごす時間が好きなんだろうなあ。
楽しそうだなあ。
★コラム 『作りたい女と食べたい女』(ゆざき さかおみ)の話
今読んでいるマンガ『作りたい女と食べたい女』。
NHK総合でドラマもやってますね。
お料理が大好きな野本さん。ドカンと大盛料理を作りたい!
だけど自身は少食で作ることができません。
一方、同じマンションの2軒隣りに住む春日さん。
こちらは大食の女性です。
野本さんは思い切って春日さんに声を掛けます。
そして、作ってみたいもの食べてみたいものを、作って食べる。そんなマンガです。
その野本さんが料理をするようになったきっかけが『ぐりとぐら』のカステラなんですね。
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「ふわふわの おっきな カステラ 集まってきた どうぶつたちに 振る舞うのが 夢だった」とあります。
『ぐりとぐら』とは言っていませんが、間違いなく『ぐりとぐら』ですね。
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「私のもとに どうぶつたちが 来てくれることは なかったから
だから ずっと さがしてたんだ 一緒に おなべを からっぽに してくれるひとを」と続きます。
このマンガ、毎回おいしいものが出てくるのですが、レシピは全く出てきません。
でも、いい時代ですね。ググればなんでもレシピがでてきます。
先日は、お味噌の焼きおにぎりがおいしそうで、作ってみました。
ちょっと焦げてしまいましたが、美味しかったですよ。
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こんな風に食欲をそそるマンガです。
ドラマも録画してゆっくり見ています。
ジェンダーの問題にも触れられていて、回を追うごとにそちらの比重が大きくなりそうな気配です。
さあ、2巻読も。
ではまた。
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