先日は千早茜さんのエッセイ『わるい食べもの』をレビューしました。
その本の中で出てくる「ガリボリ系」という話。
めっちゃ共感したんで、この話をもう少ししたいと思います。
前回記事はこちら↓↓↓
エッセイ『わるい食べもの』千早茜 | 食べたくならない食エッセイ
「ガリボリ系」歯ごたえがあるものを食べたい!
幼少期から硬い食べものが好きだった千早さん。
『わるい食べもの』には、おばあちゃんがくれる小さくなった鰹節を寝転がっていつまでも齧っていた、というエピソードが出てきます。
鰹節を齧ったことはないけれど、私も硬い食べものが好き。
『伊勢物語』に出てくる乾飯(かれいひ)に挑戦してみたかった、ということも書かれていて、私以外にもそう思っていた人がいるのだなあと親近感。
(調べてみたら乾飯は「炊飯器からはみ出てカラカラになったご飯粒のようなもの」みたいなんで、もう私は試しませんが。意外に身近なものでしたね)
本の中で千早さんが挙げられている硬い食べものは、ドライフルーツ、干し芋、ビーフジャーキー。
ああ、わかる。
それと、香川の「熊岡菓子店」の堅パン、北九州名物「くろがね堅パン」。
堅パン?なにそれ?初耳。
めっちゃ堅いって強調しているその食べ物はいったい何?
めちゃくちゃ興味ある。
調べてみました。
堅パンについて
香川の「熊岡菓子店」の堅パンはネットショップでは見つからず。
でも有名みたいで、「熊岡菓子店」を取材している記事を見つけました。こちら↓↓↓
ドヤァ!カッチカチやでぇ~!石レベルに硬い香川名物「カタパン」は日清戦争の非常食だった(和楽web 2021.7.2)
ステキな店構え。
堅パンに関してはもう「石」と表現されてる。なかなか食べ物に使わない表現。
石レベルとは。もはや危険。
ネットショップはないものの、地方発送はされているそうです。
ご興味のある方はお問合せしてみるのがよいかと。
北九州名物「くろがね堅パン」。こちらはネットで購入できるようです。
めっちゃ堅いクッキーみたいなものでしょうか?
レビューに「求めていた堅さです」とか書かれてる。おお、同志たちよ。
ただちょっと割れやすいようで、基本的にバキバキに割れちゃってるそうなんですが、「逆にその方が食べやすい」というレビューがいっぱい。
割れていて喜ばれるほど堅いってこと⁉
私の好きな堅いお菓子
こんなにも堅そうなものの後に気が引けるのですが、私が好きな堅い食べものもちょっと聞いてください!
姫路のかりんとう(常盤製菓)
これ好き。姫路のかりんとう。
私はかりんとうを買う時、どこで製造されているか品質表示を確認します。
姫路のかりんとうはいい感じに堅いんですよ。
姫路のじゃなきゃ。
手前の白い飴がけのかりんとう(奉天)なんて他ではあんまり見かけない気がしますね。
常盤堂のかりんとうは、スーパーのプライベートブランドなど、割とお安いお菓子のコーナーでも見かけますよ。地域によるかもしれませんが。
Befco(ベフコ)「たぶん日本一堅くてやみつきになるあられ」
堅い食べものの話ばかりしていたら、ダンナがこんなものを買ってきてくれました。
これもすごくいい堅さ。
日本一かどうかは分からないけど。
この商品おもしろくって、栗山米菓さんと近畿大学の学生さんとで作った商品なんだそうです。
ロングセラーのあられを、若い層が手に取りやすいようにパッケージなどを工夫したものなんだとか。
もとの商品はこちら。
おお、渋いですね。
もうおいしいって分かったんで、今度見かけたらこっちも買おうかな。
井筒 八つ橋
あと、最近食べていないのですが、八つ橋もいい堅さですよね。
「生」じゃない方。
久しぶりに食べたいなあ。
駄菓子のスルメ
あ、駄菓子のスルメなんかもいいですよね。
子どもの頃ハマったなあ。
でも最近お高いんですね。
昔は1本10円だったんですが。
駄菓子屋で買って、食べながら帰って、帰りつくまでに食べ終わって、また駄菓子屋に戻ったりしてたなあ…。
今思いつくのはそんな感じ。
また何か思い当ったらこっそり追記しておこうかな。
まとめ
今回は、前回の『わるい食べもの』の話から、堅い食べものにフォーカスしてみました。
頭の中にゴリゴリ響く振動、奥歯でにぃ~っと食いちぎる食感、そういうのを無性に食べたいときってありますよね。
グルメ番組なんかでは、「ふわふわ~」「やわらか~い」「とろける~」とかが氾濫していますが、堅い食べもののファンも一定数、いや、けっこういると思うのですが、どうですか?
こういうものを食べられるのも、歯と顎が健康な間だけなので、今のうちに楽しんでおきたいと思います。
ではまた。
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