前回ご紹介した千早茜さんの『さんかく』。
このお話は食べることや生活することがとても重要な要素になっているので、たくさんの食べものが出てきます。
その中でも京都の町家に住んでいる「高村さん」の作るものはとてもおいしそう。
「高村さんのまかないが好きで」という伊東くんのセリフもうなずけます。
読んでいて、いいなあ~おいしそうだなあ~と思ったメニューの中で、一番手軽にそうなものを作ってみました。
それが今回ご紹介する「塩昆布キャベツ」です。
前回の記事はこちら↓↓↓
『さんかく』千早茜 | 食べること、生きること。私の人生は私が選ぶ。
塩昆布キャベツと高級塩昆布について
小説の中で登場する塩昆布キャベツは、伊東くんが持ち込んだキャベツと、これまた伊東くんが持ってきた高級塩昆布で、高村さんがササッと作る一品。
伊東くん?高村さん?誰?という方はぜひ小説を。食いしん坊の方におススメの一冊ですよ。
ほんで小説読んでたらその高級塩昆布も気になるんですよ。
それってどこの昆布?って。
・デパートでしか買えない
・京都の料亭が作っている
・四角い木箱に入っている
・季節の植物が描かれた掛け紙
・高いが一度食べたらやめられない
ふ~む、なるほど。
これだけ条件が分かれば今の世の中すぐみつかります。
↑↑↑高島屋オンラインストア
これでしょ?そうでしょ?ね、高村さん。
確かに高級だわ~。
伊東くんは高島屋で1,458円で買ったんだろうけど、オンラインショップなら送料を合わせて2,118円。(2014.8現在)
日常使いではちょっと無理。
だけどちょっとしたギフトなら喜ばれそう。(ほしい!)
楽天、Amazon、yahoo!でも買えるようですが、高島屋オンラインの方がまだ少しはお安いですね。
塩昆布キャベツ作ってみました
「一口大にちぎったキャベツに沸騰した湯をかけ、すぐ冷水で流して絞る。塩昆布と一緒に揉む。千切りにした生姜も加える。」
小説の中ではこのように書かれています。
分量は分からないので、その辺は想像で作ってみました。
自分の好みと事情で、ちょっと高村さんのとは違ってしまいましたが…
一度湯をかけることで味が入りやすく、揉んですぐに食べることができます。
生姜がいい味出してます。
キャベツを手でちぎる。
千切り生姜も加える。
お湯をかけてすぐに冷水で流して絞る。
生姜は小説では後で入れていますが、たぶん私には辛すぎるので、マイルドにするために一緒に湯通しします。
湯通ししたキャベツと生姜をビニール袋に入れる。
塩昆布をいれる。好みでこぶ茶を足す。私は小さじ1/2ほど足しました。
高級塩昆布は無理なんで、くらこんの減塩塩こん部長です。
ちょっと味が足りなかったのでこぶ茶を足しました。業務スーパーのこぶ茶がお安いです。わが家では浅漬けの素扱いでよく使います。
完全に余談ですが、輪切りのきゅうり1本と小さじ1のこぶ茶を揉んで、30分ほど置いておくととてもおいしい浅漬けになります。
もみもみしたら出来上がり!
完成!
味なじみが良く、すぐに食べられます。
時間が経つと歯ごたえがなくなるので、食べきる分だけ作るのがいいかも。
あちこち小説とは異なる作り方をしてしまいましたので、すでに再現レシピではないかもしれません。
高村さんはこぶ茶は入れない気がします。
湯をかけることですぐに味がなじむこと、生姜の風味がとても良いこと。
このことが分かったのが収穫でした。
まとめ
今回は千早茜さんの小説『さんかく』に出てくるレシピをもとに、塩昆布キャベツを作ってみました。
あと一品!って時に重宝しそうです。
この小説中には食欲と興味を刺激するような料理がたくさん出てきます。
人参しりしり
あけぼのご飯
アンチョビとキャベツのスパゲッティ
塩豚
塩豚の半ラーメン
パクチーと羊肉の水餃子
茄子のピリ辛味噌炒め
ピーマンとじゃこのきんぴら
小アジの南蛮漬け
トウモロコシご飯
鶏の唐揚げ
ポテトサラダ
焼き茄子
中華粥
なんて私好みな食べ物の数々。
片っ端から食べたいわ!
食べ物のことばっかり言ってますけど、ストーリーもとっても私好みでした。
これから千早茜さんを読みあさろうと思います。
ではまた。
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