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『めんたいぴりり』東 憲司|笑ってほっこり ホームコメディ 

小説・エッセイ

最近読んでおもしろかった小説、『めんたいぴりり』について。

何気なく読み始めたこの小説に意外にハマってしまって。

ホームコメディなんで、軽い気持ちで読めるやつ。

内容は、初めて辛子明太子を製造した「ふくや」の創業物語。

もともと2013年に福岡で放送された連続テレビドラマで、すでに舞台化や映画化もされ、大人気のようです。

私は初めて知りましたが、福岡限定の人気作品なんでしょうか?

主人公海野俊之を演じるのは博多華丸さん。

この度、新たに映画が公開されたようですよ。

あらすじ『めんたいぴりり』

めんたいぴりり
著者/編集:東 憲司
出版社:集英社
発売日:2018年03月20日頃
発行形態:文庫
ページ数:248p
ISBN:9784087457216

舞台は日本統治下の釜山。

後に夫婦となる海野俊之と千代子は、戦時下の韓国で生まれ育ちました。

別々の学校に通う二人は、ひょんなことから徒競走で勝負。

そんな青春時代の話から始まります。

その後二人は結婚し、2人の子どもに恵まれますが、俊之も戦争に招集されてしまいます。

戦争は終わりましたが、一家はバラバラ。

千代子と子どもたちは引揚船に乗り福岡へ向かいます。

運良く俊之との再会を果たした一家。

戦後の福岡で韓国の「ミョンテ」をもとにしたお惣菜作りに挑みます。

レビュー『めんたいぴりり』

このお話の要となるのは明太子の「ふくや」の創業物語。

小説なので、もちろん事実よりかなり脚色されていることと思います。

いくらなんでもおもしろすぎますからね(笑)

もとが連ドラとあって、小説も泣き笑いの要素がとても細かくちりばめられています。

私はお昼休みの10分程度の読書タイムに読んでいたのですが、読むたびに毎回何かしら笑ったり泣いたりするような出来事が起こります。

主演が博多華丸さんだという情報をあらかじめ得ていたので、主人公の表情など、華丸さんを思い浮かべて読みました。

とっても愛嬌があって、大好きになってしまうキャラクターなんですよ。

夫婦の物語としても楽しいですが、戦中戦後の韓国と日本が物語の舞台とあって、戦争がもたらすものについても考えさせられます。

ちなみに、もっと伝記的なものを求める場合は、こちらがいいのかも。未読ですが。

映画『めんたいぴりり パンジーの花』 全国公開!(2023.6.9)

映画が公開されていますね。

『めんたいぴりり』の映画はこれで2本目となるということですね。

九州では6月2日にすでに公開されているようですが、全国はちょっと遅れて6月9日から。

映画の公式サイトはこちら↓↓↓

映画 めんたいぴりり パンジーの花 九州先⾏公開中 6⽉9⽇より全国拡⼤公開
「明太⼦」を⽇本に広めた、味の明太⼦「ふくや」の創業者/川原俊夫をモデルに描かれ、福岡で絶⼤な知名度を持つ「めんたいぴりり」。⽇本⺠間放送連盟賞を2年連続で受賞したテレビドラマから始まり、2度の舞台、2019年の映画化を経て、待望の映画第二...

こちらは公式のTwitter↓↓↓

私は前作も含めてまだ映像作品をみていないのですが、気になる点が一つ。

博多大吉さんがスケトウダラの妖精の役ってこと。

スケトウダラの?

大吉さん、女装?

小説を読んでいるときは、まさかそんなキャスティングになっているとは思わなかったものですから(笑)

どう表現されているのか観るのが楽しみです。

きっと最新作だけ見ても楽しめるようになってるんだろうけど、過去作品を先に観ておきたいですよね。

その方がきっと、それぞれのキャラクターに親近感が持てる気がする。

前作はNetflix、Amazon prime videoで見れるようです。

私はAmazon primeに入っているので、観てみようかな~。

まとめ

最近読んだ小説でおもしろかった『めんたいぴりり』。

『めんたいぴりり』は明太子の「ふくや」の創業物語。

すでに福岡で大人気(たぶん!)

映画『めんたいぴりり パンジーの花』全国公開中!

前作映画『めんたいぴりり』はNetflix、Amazon prime videoで観られる!

ではまた。

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