今回は、家庭用オーブンでコーヒー豆を焙煎してみた話です。
知ってました?オーブンで焙煎ができるなんて。
先日実家に帰ったら、コーヒーメーカーにコーヒーが淹れてあったんですよ。
あれ?実家はインスタントコーヒーでしょ?
よくよく見渡すと、焙煎したっぽいコーヒー豆まである!
え?何?急に?
でもこれ、兄やな。
兄はかなり凝り性。ハマればハマる方。
さらにキョロキョロしてみると、趣味にしては多すぎるキロ単位の「サントスNo.2」。
う~ん、フライパン焙煎する量じゃないね。腕パンパンになるわ。
ほんで兄に聞いてみたら、なんとオーブンで焙煎してるとのこと。
実家は大型のガスオーブン。そこでまとめて焙煎しているようです。
もともと飲食店を経営していた兄が、お店で提供していたコーヒーのやり方なんだそうで。
思いがけず面白そうな焙煎を知ったので、兄に聞いたやり方を参考にオーブン焙煎をやってみました。
うまくいけば、他の手焙煎より大量に、そして楽ちんに焙煎できるはず!
それではリポートです。
以前試してみた、フライパン焙煎の様子と手焙煎器エコセロを使った焙煎の様子もよかったらどうぞ↓↓↓

オーブン焙煎のやり方
オーブン焙煎のやり方はこうです。
1.天板に生豆を広げ、200~230℃に予熱したオーブンに入れる。
2.20~30分加熱する。途中2~3回かき混ぜる。
3.好みの焙煎に仕上がったら、ザルに移して冷ましながらうちわでチャフ(薄皮)を飛ばして完成!!
兄の話と、いろいろ調べてみた結果と、自分のこれまでの経験を合わせ、こんな感じだなと。
兄は220℃で20分、途中2~3回かき混ぜてフレンチロースト(極深煎り)ぐらいの仕上がりにしているそうです。
オーブン焙煎のやり方を調べていると、少量の生豆を重ならないように広げている例が多いのですが、フライパン焙煎の時、豆はある程度多い方がかえって焼きムラが少なかったということがあり、今回も気持ち多めを一度に焙煎しました。
(一度に大量に焙煎できた方がうれしいし!)
また、庫内の温度が下がるのを避けて混ぜない例が多かったのですが、普段お菓子作りをしていてもわが家のオーブンは絶対焼きムラがあるので、そこは遠慮なく混ぜます。
ホームメイドだし、大雑把にできたらいいなって思ってます。
(パウンドケーキ作るぐらいの気軽さでできるのが理想!)
実際にやってみました
さてさて、それでは実際にやっていきましょう~
使った生豆はこれ。
いつぞや買ったブラジル「サントスNo.2」です。

正直、これをはよ使い切りたいって気持ちもある。
悪くならないうちにね。
手焙煎より多めの200gでやってみます。

天板に広げるとこんな感じ。
ちょうど一面に広がるくらいでした。

天板の周囲に溝があるので、アルミホイルで囲いました。
焙煎し終わった後、ザルに移すのもアルミホイルがあった方がスムーズです。
今回はきっちり計ってみましたが、計らなくてもザッと均一に広がっていればいいと思います。
広げれば目につく欠点豆…気づいたものは取り除いておきます。

兄は220℃でフレンチローストを目指していましたが、私はシティローストを目指して200℃にオーブンを予熱しました。

余熱が終わったら焙煎スタート!

焼いているうちに、草のような香りがしてきました。
あったまってきましたね。
しばらくすると、香ばしい香りに変化します。
加熱7分、一度かき混ぜたいので取り出してみます。

ほんのり茶色になっています。
ぱっと見、均一に焼けてるように見えますが、実は奥の方がよく焼けています。
焼け色がきれいにグラデーションになってるんで目立たないですが、混ぜてみるとやっぱり均一でなかったことがわかります。

チャフ(薄皮)もはがれ始めていますね。
ちなみに、混ぜるのに使ったのはシリコンのフライ返し。
耐熱ならなんでもいいと思います。

さらにオーブンへ。5分後がこちら。
色づいてきましたね。

軽く混ぜてオーブンに戻します。

ハゼる音はまだ聞こえません。
5分後また取り出してみます。

うんうん、進んでいます。
水分がよく抜けて、軽い感じがします。
また混ぜてオーブンに戻します。
予定の20分を超えたので、時間を追加しました。
まだハゼないな~なんて思っていたら、加熱合計23分、一度目のハゼが始まりました!
ぱちんという音と、跳ねてる豆が見えるので気づくことができます。
よしよし、ゴールが近づいてきました。
しばらく見守って、また取り出してみます。

ずいぶん進みましたね。
さらに5分追加加熱。
合計で加熱時間30分。豆の油がにじみ出るかどうかってところで完成としました。
2ハゼとかの境目はよく分からなかったですね。

ザルに移し、うちわであおいで冷ましつつ、チャフを飛ばします。

このオーブン焙煎、ここまで全く散らかるようなことがなかったんですが、この工程だけはどうしてもチャフで散らかりますね。
ほら。

それでも他の焙煎と比べれは、散らかり方は最小限です。
そうして出来上がったのはこちら。

どうでしょう!なかなかいい仕上がりじゃありませんか!
ムラはあるといえばあるんですが、私的には全くの許容範囲。
ちゃんと中まで火は通ってるし、焙煎違いのブレンドだと思えば問題ありません。

飲んでみました
さてさて。焼けたならば飲んでみたい。
ほんとは焙煎したてより3日くらいは置いた方がいいらしいですが、やっぱりね、飲みますよ。

まずは挽きます。
私が愛用している電動ミルはBelleLife(ベルライフ)です。
挽き目は普通のペーパードリップくらい。

おお~!挽いたらめちゃくちゃいい香り!
焙煎したては味が落ち着かないって言われますが、やっぱり香りがめっちゃいいです!
ナッツ系のブラジルらしい香りです。
そして、コーヒーメーカーで淹れます。
私はもっぱら気軽なコーヒーメーカー派です。
愛用のコーヒーメーカー象印「STAN.」は、残念ながらもう販売していないみたい。
子どもがもう少し大きくなって、コーヒーを飲むようになったら買い換えようかしら。
何はともあれ、飲んでみます。

味はあっさり。
そんなに深煎りじゃないと思ったけど酸味はほとんど感じず。
コク、苦味ともに少なめです。
茶菓子にかりんとうを出していますが、朝食にサンドイッチとともにいただくのがよさそうなあっさりめ。
日常的にごくごく飲めそうな、おいしいコーヒーができました!
(自分で焙煎した満足感で採点は甘め!)
気になるのは後半のスモーキーな風味。ちょっとしたざらついたような後味。
オーブン焙煎は煙が庫内にこもっているせいでしょうか?それとも焙煎したてっていつもこんな感じだったかな?
この後味のスモーキーさは、日を追うごとに気にならなくなってきました。
スモーキーが好みでない方は、やはり何日か経ってから飲んだ方がいいのかも知れないですね。
BelleLife(ベルライフ)については、以前にも紹介しているので、もしよかったらどうぞ↓↓↓

オーブン焙煎のメリット、デメリット
オーブン焙煎のいいところはこんな感じ。
【メリット】
・チャフが散らからない。
・焙煎中振り続ける体力がいらない。
・一度に大量焙煎できる。
一つ目のいいところは、散らからないってところ。
お家でやる焙煎はこういう焙煎網を使ってやるのをよく見ます。
でもこれ、めっちゃチャフが飛び散るんですよね。
私はその散らかる動画を見ただけで断念しました。
その点オーブン焙煎は、焙煎中に散らかるということがありません。
焼き上がり後にはチャフを飛ばすので、そこでは散らかりますが、シンクでやるので散らかり方は限定的です。
次に、体力がいらないところ。
焙煎網でもフライパンを使った焙煎でも、火にかけている間、振り続ける必要があります。
これがなかなかの重労働。
オーブン焙煎ではこの労力もいりません。
そして、ある程度一度に大量焙煎できること。
オーブンのサイズ次第ですが、手焙煎よりは一度にできる量が多いですね。
逆にデメリットと思ったのはこちら。
【デメリット】
・焼きムラが多め。
・スモーキーな味わい。
他の焙煎に比べて若干ムラは多めな気がします。
労力を省いているのでやむを得ないですね。
まあ焼きムラがあったところで、焙煎度違いのブレンドだってあるんだから気にすることはありません。
そして味がスモーキー。
排気をしていないせいか、仕上がって数日はけっこうスモーキーな味わいでした。
これは日が経つと薄れてきましたね。
というわけでオーブン焙煎は、気軽にたくさん焙煎したい人向き。
もっとちゃんとしたい!!って方には大雑把に感じるかもしれないですが、私には合いそうだなと思いました。
スモーキーな味わいは自分の好みではないので、大量に焙煎して少し寝かせてから飲むのがよさそうです。
まとめ
今回は、家庭用オーブンを使った焙煎をやってみました。
手焙煎も楽しいけれど、新しい焙煎方法に興味津々!
やってみた結果、すごく実用的なことが分かって大満足です!
初めてやってもなかなかの出来だったので、興味を持たれた方はぜひ~
ではまた。

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