わが家の子どもたちは、小さいころから味付け海苔が大好き。
フタつきプラスティック容器に入った、100枚入りの味付け海苔を常備しています。
食べ始めると「ポテチなの？」と思うくらいバリバリ食べます。
そんな大人気の味付けのりが表紙の絵本を発見！
なかなかないですよね、味付けのりが表紙になることって（笑）
この絵本は朝ごはんの食べものたちの運動会のお話。
リズム感のある文章が心地よい1冊。
そして何より立派な朝ごはんがおいしそうなんです。
普段はパン食のわが家ですが、白飯にお味噌汁の朝食が食べたくなっちゃいます。
レビュー『いちばーんのり』【4歳から】
いちばーんのり
作： おかい みほ
出版社： ＢＬ出版
発行日： 2016年09月20日
ISBN： 9784776407782
22×21cm
24ページ
まいあさ スタート
ごはんむらの うんどうかい。
いちについてー、よーい
どんぶり。
めざすは いっとう、
めだって はしる めだまやき。
たまたま はやい たまごやき。
「しょうゆ しょうしょう かけていい？」
こんな風に、お話はすべて言葉遊び。
スタートからゴールまで、さまざまなドラマが繰り広げられます。
その様子はとってもユーモラス。
走って、転んで、ケンカして、応援しているもの、休憩しているもの…
みんなが目指しているのは朝食の食卓。
最後のページでは、ゴールした食べ物たちが勢ぞろいします。
なんて立派な朝ごはんなんでしょう。
こんがり焼かれたサンマ、湯気が立ち上るごはんとお味噌汁のおいしそうなこと！
そして、デザートには一切れのようかん。最高ですね。
朝ごはんの食材たちだけで、こんなドラマが描かれるとは。
食卓が描かれた見開きのページを見た時には、感動さえしました。
言葉遊びも、おいしそうな朝ごはんも、ぜひご堪能あれ！
関連記事
こちらは晩ごはん。こちらにもおいしそうなサンマの食卓が出てきます。
作者 おかい みほさんについて
おかい みほ（おかいみほ）
絵本ナビより
1965年神戸生まれ。京都市立芸術大学美術学部卒。 1990年イタリア国政府官費留学生として渡伊。 アトリエ・陶工房 Studio Miho OKAI 主宰。 ブリジゲラ市に土の精製・製造工房Le Terre di Faenza di Miho Okaiを設立。 油絵画家・陶芸家であり、エッセイスト。絵本作家。 心に響く不思議世界を表現。エッセイ・絵本執筆は国内外に及ぶ。 絵本に「きりんいす」(福音館書店 ) 「となりのおと」(岩崎書店) ほか。 在イタリア。
作者は油絵画家・陶芸家でもある、おかいみほさん。
『いちばーんのり』の言葉遊びが感動的だったので、言葉の世界の方かと思ったのですが、造形作家さんだったのですね。（多才！）
オフィシャルサイトを見ると、絵本作家というより、造形作家としての印象がすごく強いです。
なんだか不思議な世界観の作品たち。
もう長年（Twitterによると30年以上）イタリアにお住いのようです。（かっこい～）
絵本作品も何冊も出版されていますが、この『いちばーんのり』が、いちばんの人気作品ではないでしょうか。（他にも知ってる作品がチラホラ…）
MIHO OKAI official site
おかいみほ（MIHO OKAI）さんのTwitter みほえほん@MihoEhon
（現在は更新されていないようです）
まとめ
今回は造形作家おかいみほさんの『いちばーんのり』をご紹介しました。
見開きにババーンと描かれた、おいしそうな朝ごはんをぜひご覧いただきたいです。
このブログいつも早朝に書いているので、この見開きを見るたびに、「和食の朝食が食べた~い！」となっちゃいます。
実際は、朝から白飯を食べられるのは私だけなので、家族に合わせてパン食なんですが。
今日は自分だけご飯食べちゃおうかな～
ではまた。
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