お正月はおいしいものいっぱい食べましたか?
一通りお正月を堪能したら、食べたくなるのはカレーライス!
七草粥もいいけれど、子どもを納得させるにはやっぱりカレーライスですよね。
というわけで、今日はカレーライスの絵本を1冊ご紹介。
人気メニューなのでカレーライスが出てくる本はたくさんあると思いますが、こちらは中でもとってもオーソドックスな内容。
カレーデビューした子に読みきかせたり、クッキングの前に読んでみてはいかがでしょうか。
あらすじ『カレーライス』【2歳から】
カレーライス
作: 小西 英子
出版社: 福音館書店
発行日: 2016年09月15日
ISBN: 9784834082807
22×21cm
24ページ
きょうの ごはんは カレーライス
カレーライス、さあ、つくろう!
たまねぎ おにく じゃがいも にんじん
ほら、きりますよ
トントントン
おなべで おにくを いためます
ジャー ジャー ジャー
やさいも いれて いためます
ジュー ジュー ジュー
本文より
材料を切って、煮込んで、ルーを入れてまた煮込んで…
基本に忠実な定番カレーライスの作り方です。
普段お料理している大人にとっては、なんてことない内容かもしれません。
けれど子どもにとっては、お野菜とお肉がカレーライスになっていく過程は、興味深いものだと思います。
語りかけるような口調、リズム感の良い文章、おいしいオノマトペ。
そして出来上がったカレーライスのおいしそうなこと!!
ほかほかのごはんとルー、おいしそうなにおいまで感じられます。
カレーライス、食べたくなりますね。
作者 小西英子さんについて
小西英子さんは1958年、京都市生まれ。
京都市立芸術大学卒業、同大学院(日本画)を修了。
大阪市在住の作家さんだそうです。
小西英子さんが描く食べものはとってもおいしそう。
「おいしいものいっぱい絵本」として、『カレーライス』を含む4冊の幼児絵本シリーズのセットもありますよ。【2歳から】
小西英子のおいしいものいっぱい絵本セット(4冊)
作・絵: 小西 英子
出版社: 福音館書店
発行日: 2019年12月25日
ISBN: 9784834044362
222mm×208mm
まとめとちょこっとコラム
まとめ
今回は、幼児向けのカレーライスの絵本をご紹介しました。
食べものに興味をもってもらうのにぴったりの1冊。
とってもリアルなので、寝る前に読み聞かせているとお腹が空いちゃいますね。
「あー、明日はカレーにしよう」なんてメニューが決まったりして。
気に入ってくれたら「小西英子のおいしいものいっぱい絵本」の他の作品もぜひ。
どれもおいしそうですよ~。
★コラム 私のカレーの作り方の話
こんなタイトルだと、なんかすごい凝った隠し味の話かなって思いますよね。
でも私のカレーの作り方はパッケージ通り!
それがこだわりと言えばこだわり。
いや、以前はいろいろ入れてたんですよ。
マヨネーズだのコーヒーだの、ちょっとコンソメ足してみたり。
おいしくなるって聞けば入れてみてたんです。そういう工夫が楽しくもあり。
でもだんだん迷走しまして。結果普通が一番!っていうスタート地点にもどったわけです。
もしかしたら、ルーの方が進化して、そのままでおいしく作れるようになったのかもしれません。
だったら具材に凝りたいじゃないですか。
でもダメなんです。子どもがいますから。
子どもは、「今日はカレーだよ」と言えば、この絵本のような定番カレーを食べたいわけです。
ナスだのキノコだのはいらないわけです。
いろどりの良い揚げ野菜なんてのせてほしくはないんです。
ましてやドライカレーを出した日には「ヤッター!」からの「ガックリ」。
食べてはくれますが、せっかく作ったのにガックリされたくない!
でも自分は食べたい。
そんな時は「今日はドライカレーやで。ドライ!ドライの方やで!」とことさらドライを強調し、勘違いからくる落差が生まれないように気を付けます。
タンドリーチキンなんてどこにも「カレー」ってついてない。
だからって安心しててはいけません。
調理工程でカレーの香りが漂うわけです。
「今日カレー?」ときますね。
「チキン、チキン!カレー味のチキン!」
チキンだって大好きなはずですから、とにかく勘違いさせないように…ね。
子どもはカレーを好きすぎて気を付けないといけないことがあるという話でした。
ではまた。
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