ダンナの淹れるコーヒーがおいしい。
なんか知らんけどおいしいので、休みの日の朝食のコーヒーはダンナに淹れてもらう。
わたしが朝食を作り終える頃に淹れてくれる。
なんとなくそういう流れ。
なんか知らんけどおいしい―――
それ以上追求してなかったけれど、先日淹れているところをこっそり観察してみました。
「コピ・ルアック」って言ってるよね⁉
いつも通りに淹れているのを見たいので、後ろからそっと観察。
ペーパードリップに必要なものを一式準備、普通に挽き豆を入れる。
ふむふむ、普通だな。
豆はいつもの業務スーパーのやつ。
それアイスコーヒーブレンドやけど。
コーヒー用のケトルを用意するでもなく、どうやら電気ケトルから直接注ぐつもりらしい。
むしろ雑やな。
しかし次の瞬間、人差し指をコーヒーの粉の真ん中にブスリ。
こ、これは!!
ピンときた。
後ろから見ているのではっきり見えるわけではないけれど、言ってるよね?
「コピ・ルアック」って!
映画「かもめ食堂」に出てきたコーヒーがおいしくなるおまじない!
映画「かもめ食堂」
かもめ食堂
発売日:2006年09月27日
アーティスト:小林聡美, 片桐はいり, もたいまさこ
監督:荻上直子
発売元:(株)バップ
ディスク枚数:2枚(DVD2枚)
収録時間:104分/40分
映像特典内容:【映像特典】
予告編/TVスポット集
品番:VPBT-12610
JAN:4988021126106
※画像は楽天ブックスに貼っています。DVDです。
「かもめ食堂」は結婚するずっと前にダンナと見た映画。
公開は2006年、どうやらもう17年も前のことになるらしい。
あれからずっと彼は「コピ・ルアック」と唱え続けていたのか…
あらすじはこんな感じ。
映画「かもめ食堂」あらすじ(めちゃくちゃざっくり)
↑↑↑こちらは小説版。楽天ブックスにリンクを貼っています。
フィンランドのヘルシンキで食堂を営む日本人サチエ(小林聡美)。
「世界地図の前で目をつぶり、指した所がフィンランドだった」というミドリ(片桐はいり)や、空港で荷物を紛失して足止めを受けていたマサコ(もたいまさこ)らと出会う。
突然夫に家を出て行かれてしまったリーサ、経営していた店が潰れ妻子と疎遠になったマッティなど、のんびりした国民性だと思っていたフィンランドの人たちにも「色々な事情」が。
様々な人たちとの出会いを経ながら、食堂は地元住人に愛される人気店になる。
映画「かもめ食堂」の「コピ・ルアック」が出てくるシーン
この映画で印象的な食べ物は、食堂のメインメニューであるおにぎり、お店にお客さんが入るようになるきっかけとなったシナモンロール、そしてコーヒー。
客のいない店に一人で訪れた男性客(マッティ)がコーヒーを注文する。
一口飲んで「うまい」「でも、もっと美味しくなるんだ」。
そしてうまいコーヒーを淹れるコツを教えてくれると言う。
サチエがコーヒーを挽くと、男は挽き豆を3杯ドリッパーに入れ、指を真ん中に差し入れる。
「コピ・ルアック」おいしくなるおまじないだよ―――。
淹れたコーヒーを飲むサチエに男は言う。
「うまいだろ。コーヒーは自分でいれるより人にいれてもらう方がうまいんだ」
そして、コーヒー代を置いて去っていく。
彼の登場シーンにはダンディな曲が流れ、めちゃくちゃ印象的だ。
でも後に彼はだれもいない食堂に忍び込み、サチエに投げ飛ばされる。
(サチエには合気道の心得があるのだ)
彼はかもめ食堂ができる前にあった店の店主。
忘れて行ったコーヒーミルをこっそり取り戻そうとしたのだ。
妻や子どもとも疎遠になり、孤独な生活を送っていることが伺える。
コピ・ルアックはまぼろしのコーヒー豆
映画の終盤にも説明されるけれど、「コピ・ルアック(ルアク)」というのは、まぼろしのコーヒー豆の名前。
「コピ」はコーヒー、「ルアク」はジャコウネコ科の小動物。
ルアクが完熟したコーヒーの実を食べ、その糞から取り出した未消化のコーヒー豆を洗浄、焙煎するらしい。
これがとても稀少なので、高額で取引されているのだとか。
楽天で売ってたりするのかしら…と思ったらちゃんと売ってますね。
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ドリップバッグ10袋で\5,198。
コーヒー好きの方へのちょっとしたお礼なんかにすると、話に花が咲きそうですね。
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こちらは100gの\4,980のコーヒー豆。
どうやら100g\5,000ほどが相場なんですね。
笑っちゃうくらい高いのかというと、そうでもないですね。高いけど。
普段使いにはかなり高いですが、プレゼントならいい感じのお値段。
自分で買うことはあまりないだろうから、めずらしさで喜んでもらえそうです。
映画の中では、マッティがサチエにこの高級豆を贈っています。
ふ~む、私にもだれかくれないかな。
もらえるように徳を積んでおこう。
Amazonプライムビデオのこと
DVDにリンクを貼っていますが、私はこんなときAmazon Prime Video(アマゾンプライムビデオ)で観ています。
Amazonプライムビデオは、年会費月々600円のAmazonプライム会員になっておくと使えるサービス。
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それでも十分元が取れますよ。
家族みんな観てるから年間100本以上観てるみたいです。いつの間に!
先日は子どもたちと劇場で観た『ONE PIECE FILM RED』を再度鑑賞しましたよ~。
思いついたときにさっと映画を観れるのはとてもありがたいです。
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Amazon Prime Video(アマゾンプライムビデオ)まとめ
ふとしたことから、昔見た『かもめ食堂』を思い出すことができました。
改めて観るとおだやかなストーリーの中にもユーモアたっぷりで、とってもおもしろい映画でした。
余談ですが、よくよく聞いてみると、ダンナは「コピ・ルアック」ではなく、「コピ・アルック」と唱えていたようです。
17年間違え続けていたようで。
「え、そうなん?書いとこ。」とちゃんとメモっていました。
正しい呪文を唱えることで今後一層おいしくなるかと。
なにはともあれ、彼は私が思うより、コーヒーを淹れることを大事にしているし、集中している。
だからおいしいんだなあ。
(私は、淹れながら他の用事をしようとしちゃう。蒸らしているうちに配膳したりとか。)
マッティのいうように「コーヒーは自分でいれるより人にいれてもらう方がうまい」ってことも大きいのかも。
だとしたら、私もたまにはダンナに淹れなきゃね。
ではまた。
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