え?ぬかどこの絵本?
なかなかないんじゃないですかね。
子どもの本にこのテーマ(笑)
子ども自らこの絵本を手に取ってもらうことは難しいかも?
大人の私は手に取ってしまいました!
「ぬか床て(笑)」と思いながら。
ぬか漬け好きな方、漬けてみたことがある方、漬けてみたい方、ちょっと興味ある方…そんな方にはオススメの一冊。
ぬか漬けを始めてみたい!再開したい!そんなきっかけになる絵本です。
そしてマイぬか床をゲットしたなら、食育の一環として子どもを巻き込んでみては?
(この絵本を読んで「ぬか漬け作って~」と子どもに言われたというレビューも!好奇心旺盛なお子様ですね~)
ぬか漬け、身体にいいらしいですし。
出来上がりを買うより断然お安いので、やって損はないですよね。
私も以前ぬか漬けしてたことあるんですが、この絵本を読んで、かなりまたやりたくなってます。
調べてみたら、今時めっちゃスタイリッシュに、そして手軽にできるようになってるんですね。
見つけたよさげなグッズも後ほどご紹介します。
あらすじ『ぬかどこすけ!』【4歳から】
※画像は楽天ブックスにリンクを貼っています。
売れ残りだったかめ。
ようやく買われて張り切るけれど、かめの中に入れられたのは、なんだかくちゃくちゃしたものと野菜くず。
こんなはずじゃなかったのに…かめはがっかり。
そのうちかめの中身はくちゃくちゃからぐちゃぐちゃに。
におってくるし、ときどき「くしゅくしゅ」という笑い声も。
気味が悪くなってきた。
思い切って話しかけてみたら、「おほほ、あたし、ぬかどこよ。ぬかどこねえさんって、よんでね」。
そしてかめに「ぬかどこすけ」と名前をつけた。
ぬか床に野菜たちが入れられる。
きゅうりににんじん、なすにみょうが。
最初はぬか床に入るのを嫌がっていた野菜たち。
ところがみんなぬか床で寝ているうちに、いつの間にか笑ってる。
「はあ~~」
「いやされるぅ~~」
「きもちいい~~」
「おほほほ。ありがとね~」
ぬか床から出てきた野菜たちは、いい塩梅。とってもうれしそう。
ぬかどこねえさんはいつも笑っている。
「おほほ。だいじょうぶ。そのままでいいのよ~」って。
ところが暑い夏。
ぬかどこねえさんの苦しそうな声。
においもくさい。
ぬかどこねえさんのピンチ!
レビュー『ぬかどこすけ!』
この絵本で印象的なのは、ぬか床から出てきた野菜たちの、と~ってもリラックスした姿。
ぬか床に入る前はあんなに嫌がっていたのに。
よっぽど気持ちが良かったんですね。
ぬか漬けを見る目が変わってきます。
「リラックスしとるかね~。いただきま~す!」って。
(あんまり感情移入すると食べづらいですね)
そして、いつも「おほほほ」とおおらかなぬかどこねえさん。
終盤でのねえさんの語りがすてき。
「あたしのなかにはね、たくさんの きんが すんでいるの。
…(中略)…
いろんな きんが いるけどね、みんな じぶんが だーいすき。
それぞれが たのしんで すきなことしてるの。
…(中略)…
いつも みんなが からだじゅうで わらいながら とびまわってる。
あたし、くすぐったくて、うれしくて……。
ここは ちいさいけれど、おおきな うちゅうみたいなのよ」
いろんな菌がいて、みんな好きに楽しんでる。
そんな場所をねえさんも楽しんでいるんですね。
そして、そこに関わった野菜たちがまた楽しんでいる。
とっても理想的な共生が成立しているのが、ぬかどこの宇宙というわけですね。
「おほほ。だいじょうぶ。そのままで いいのよ~」
というセリフも、まるでストレス社会に生きる私たちに語り掛けているかのようです。
深いわあ…ぬかどこねえさん…
そらぬかどこすけも「いっしょう おまもりしやす!」ってなるわ~。
作者 かとうまふみさんについて
かとう まふみ(かとうまふみ)
絵本ナビより
福井県生まれ。北海道教育大学卒業。札幌でディスプレイデザインなどの仕事をして、28歳であとさき塾をきっかけに上京。大好きな池波正太郎の通った老舗蕎麦屋「神田まつや」でアルバイトをしながら、絵本を学ぶ。主な絵本に『ぎょうざのひ』『えんぴつのおすもう』『ぜったいわけてあげないからね』(偕成社)、『のりののりこさん』『けしゴムのゴムタとゴムゾー』(BL出版)、『まんまるいけのおつきみ』『おならおばけ』(講談社)、『しゃもじいさん』『ぬかどこすけ!』(あかね書店)、『まあちゃんとりすのふゆじたく』(アリス館)、『かたつむりくん』(風濤社)、『おにぎりのひみつ』(フレーベル館)、『おもちのかみさま』(佼成出版)、『おとうさんのこわいはなし』(岩崎書店)など。挿絵の仕事に『どろろんせんせい』シリーズ(作:苅田澄子)(鈴木書店)などがある。陶芸、畑仕事が趣味。札幌市在住。
たくさんの絵本作品を出されていますね。
以前このブログでも『ぎょうざのひ』をご紹介しました。
こちらもなんだかほっこり幸せな食べ物絵本でした。
ぜひこちらの記事もご覧ください。
関連記事
ぬか漬け便利グッズ 始めよう!ぬか漬け
ぬか床、一度やってみたことあるんです。
「発酵食品で免疫力アップ!」みたいなのが流行ってたんだと思います。
よく考えたら、免疫力アップ的なブームにはハマりがちかも。
今もR-1ヨーグルトをヨーグルトメーカーで増やして食べて続けてます。
もともと割と健康なので効果のほどはよくわかりませんが。
そういうのも手軽でおいしいやつしか続かないですよね。
ぬか漬けはおいしかったんですよ。
なぜ続いていないか。
張り切ってでっかいホーロー容器でやってたからかな~。
めちゃくちゃ場所をとってたし、かきまぜるのもけっこう面倒で。
『ぬかどこすけ!』を読んでまたやりたくなっている私。
今時はすぐに始められる手軽なものがあるようですね。
まずはぬか漬け用の容器。
【tower( タワー )密閉ぬか漬けケース 水取り器付 】
スタイリッシュで、冷蔵庫での置き場所をしっかり考えてあって実用的。
お値段も¥2,500ほどでお手頃です。
【日々の食卓を豊かにする。信楽焼ぬか壺】
めっちゃ高い!(¥12,800)でもこんなデザイン好き。
ちょっと始めてみようって気分で買うには高すぎるけど、こんなんあこがれますね~。
少量つけるのにぴったりでコンパクト。
towerのと比べると半分の容量です。
食べるのが少量ずつならこちらもありですね。
そして肝心のぬか床。
調べてみると、もう圧倒的にこちらのぬか床が人気!! 高評価のレビューの数!!
迷わなくていいわ。もうこれでしょ。
¥1,000ぽっきり。
【こうじや里村 冷蔵庫で育てる熟成ぬか床 800g スタートセット】
これは、容器なしで直接袋の中に漬けられるのもいいところ。
冷蔵庫保存だし、置き場所も困りません。
夏だけとか1シーズン使いもOK。
あれ?じゃあ、容器は買わなくていいですね。
あ、買うのはこれだけでいいです!
とりあえずこれで始めて、やっぱり容器もいるなあと思ったらその時買えばいいのだから。
とりあえず始めることですね。
よく考えたら実家では冷蔵庫に入る小さい容器でやってました。それも夏季限定。
(母はセロリにハマってました。セロリ嫌いだったのに。子どもか!)
こうしてこじんまりやるのが続く秘訣かも。
まとめ
今回は、マイぬか床が欲しくなる『ぬかどこすけ!』をご紹介しました。
1,000円でぬか漬けが始められることが分かったので、今度の楽天お買い物マラソンでわが家にもぬかどこねえさんをお迎えしようと思います。
ちなみに、この絵本の見開きページには、ぬか漬けの豆知識が。
こんにゃくやモッツァレラチーズもいけるんだって!
けっこう攻めるなあ。
ぬかどこすけが「おつまみにサイコー♪」って日本酒呑んでますやん。
やっぱ大人向けの絵本やったんか?
ではまた。
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