長年愛されづつける「11ぴきのねこ」シリーズ。
1冊目が出てからもう50年以上経つんですね。
シリーズは6冊ありますが、どれも人気。
今回はおいしそうな山盛りコロッケが印象的な『11ぴきのねことあほうどり』をご紹介します。
あらすじ『11ぴきのねことあほうどり』【3歳から】
11ぴきのねことあほうどり
作: 馬場 のぼる
出版社: こぐま社
発行日: 1972年11月
ISBN: 9784772100335
11ぴきのねこがコロッケの店をはじめました。
コロッケ屋は大繁盛。
毎日せっせとコロッケを作って売ります。
ねこたちは、毎晩売れ残ったコロッケを食べます。
今日もコロッケ明日もコロッケ。
コロッケに飽きた11匹のねこ、「おいしい とりのまるやきが たべたいねえ」。
そう思ったとき、1羽のあほうどりが、コロッケを買いにやってきます。
ねこたちは、あほうどりを丁寧にコロッケでおもてなし。
そして、舌なめずり。
ところがあほうどりは、国の兄弟たちにもすてきなコロッケを食べさせたい、と言います。
兄弟の数なんと11羽!
「しょくん、われわれ11ぴき、あほうどりくんの くにへいって、コロッケを 作って あげようじゃないか」
兄弟にコロッケを食べさせたいあほうどり、とりのまるやきが食べたい11匹のねこ…さて、どうなる!?
レビュー『11ぴきのねことあほうどり』
11ぴきのねこのコロッケ、とってもおいしそうですね。
売れ残りを食べているねこたちも、楽しそうにもりもり食べています。
最初はね…。
どんなにおいしいものも、やっぱり食べ過ぎはいけません。
次のページには、コロッケにすっかり飽きている11ぴきのねこたち(笑)
11ぴきのねこシリーズは、ねこたちの表情が絶妙!
ねこたちの言葉には出さない気持ちが、表情にめちゃくちゃ出ています。
コロッケ屋さんが繁盛して満足そうな顔、コロッケを食べ続けて「あきた…」と思っている顔、あほうどりがやってきたときの「とりのまるやき…!!」と思っている顔(笑)
「うわ~、めちゃくちゃあほうどりのことねらってる~。もうとりのまるやきにしか見えてないや~ん!」って、読んでいてもニンマリ笑ってしまいます。
おいしそうな山盛りコロッケが語られることが多い本作ですが、実は読み終わりにはとりのまるやきが食べたくなっていたりして⁉
「11ぴきのねこ」シリーズ(全6冊)
「11ぴきのねこ」は全6冊のシリーズです。セットもありますよ。
※絵本ナビの情報ページにリンクを貼っています。
11ぴきのねこシリーズ(6冊セット)
作・絵: 馬場 のぼる
出版社: こぐま社
ISBN: 9784772180078
11ぴきのねこ
11ぴきのねことあほうどり
11ぴきのねことぶた
11ぴきのねこ ふくろのなか
11ぴきのねことへんなねこ
11ぴきのねこ どろんこ
11ぴきのねこグッズ
11ぴきのねこシリーズは、ちょっとレトロな感じがする絵がかわいいですね。
グッズもたくさん出ています。
絵本ナビのサイトでは、絵本好きの大人がうれしくなっちゃうグッズがそろっています。
個人的に気になるものをあげておきます。
耐熱グラス、グラス、マグカップ…
ミトン…
ランチバッグ、トートバック…
どれもかわいいけど、ミトン欲しい…。
絵本ナビは、日本最大級の絵本情報サイトですが、絵本関連のグッズも豊富。
絵本好きにはたまりません。
他にもステーショナリーとか靴下とかいろいろありますよ。ぜひながめてみてくださいね。
\絵本ナビ 11ぴきのねこグッズ大集合!!/
作者 馬場のぼるさんについて
馬場 のぼる(ばばのぼる)
絵本ナビより
1927年青森県三戸町生まれ。1949年、上京し漫画家としてスタート。少年漫画家として人気を得る。1967年に出版された「11ぴきのねこ」でサンケイ児童出版文化賞受賞。「きつね森の山男」が絵本デビュー作。「11ぴきのねことあほうどり」他で文藝春秋漫画賞受賞。「絵巻えほん11ぴきのねこマラソン大会」でイタリアの子どもたちが選ぶ、エルバ賞を受賞。2001年永眠。
もともと漫画家さんだったのですね。
恥ずかしながら絵本作家さんという認識しかありませんでしたが、実は漫画家さんとして大御所中の大御所のようです。
Wikipedia(ウィキペディア)によると「手塚治虫・福井英一とともに「児童漫画界の三羽ガラス」と呼ばれた。」とのこと。
え!あの手塚治虫先生の弔辞をよんだとな⁉
無知すぎてお恥ずかしい限りですが、一つかしこくなりました。
手塚治虫オフィシャルサイトによりますと、馬場のぼるさんモデルのキャラクターが手塚マンガにも度々登場しているそうです。
うふふ。おもしろい交友関係。
まとめ
今回は馬場のぼるさんの『11ぴきのねことあほうどり』をご紹介しました。
コロッケおいしそ~食べたいな~って思ってたら、チキンも食べたくなっちゃう本作です。
長年愛されているこのシリーズは、大人かわいいグッズもいっぱい!(グッズは絵本ナビへGo!)
ではまた。
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