何のお肉が好きですか?
牛?豚?鶏?…全部好き!!!
そんなお肉好きのための1冊をご紹介します。
ページをめくってもめくっても、画面いっぱいにおいしい肉料理が!
そんな夢のような1冊です。
最後はちょこっとコラム。「ヨーグルトメーカーでローストビーフを作る話」です。
あらすじ『にくのくに』【3歳から 大人も】
にくのくに。
上から読んでも下から読んでも「にくのくに」。
「にくのくに」にはいろんな肉の王様が自慢のお城を構えて暮らしています。
今日は、「にくのくに」の一番の王様を決める大事な日。
「にくのくに」の王様はみんなえばりんぼ。
みんな自分こそが「にくのくに」一番の王様だと言います。
自分の国の肉こそが肉の中の肉、ひとくちだってやるものか!。
ローストビーフ王、カラアゲ王、ハンバーグ王、テリヤキチキン王、ソーセージ王とハム王、トンカツ王、みんな自分が一番だと言ってゆずりません。
そこにやってきたのはスキヤキ王。
「スキヤキは みんなでたべると もっと おいしくなるぞよ!ささ、たべてたもーれ!」
スキヤキをお腹いっぱい食べて、みんなでごろん。
誰が一番かなんて、もうどうでもよくなりました。
ページいっぱいに描かれた大迫力ののお肉。
どれもこれもおいしそうで、これこそが肉の中の肉!と言われると、みんなに「そうだよね~おいしいもんね~」と言いたくなります。
子どもに読んであげるなら3歳くらいからかなと思いますが、年齢を問わず大人まで、肉好きにはたまらない1冊です。
作者 はらぺこめがねについて
作者はらぺこめがねは、原田しんやさんと関かおりさんのご夫婦によるユニット。
「食べ物と人」をテーマに幅広く活動されています。
お二人とも2005年京都精華大学デザイン学科卒業後、グラフィックデザイナーを経て2008年にイラストレーターとして独立。2011年はらぺこめがねを結成。
食べ物の絵は原田さん、人物や背景は関さんと、それぞれの得意を合わせて描かれているようです。
そうするとこの『にくのくに』も、お肉は原田さん、王様は関さんが描かれたのですね。
お二人の絵が合わせられたこの表紙、なんだかとってもおしゃれですよね。
お二人のインタビュー記事が「絵本ナビ」に掲載されています。
『かける』を出版されたときのインタビューですが、『にくのくに』の制作についても触れられています。
お二人は絵本を出版するたびに眼鏡を新調するのだとか。
そう聞くと歴代眼鏡も見てみたいですね。
【絵本ナビ インタビュー かけることで美味しさ倍増! シズル感、満載の食べ物絵本 『かける』はらぺこめがねさんインタビュー(2021.01.28)】
まとめとちょこっとコラム
まとめ
今回ははらぺこめがねさんの『にくのくに』をご紹介しました。
どど~んと出てくるお肉たち、えばりんぼだけど愛嬌たっぷりの王様たち。
おいしそうでかわいらしい1冊です。
ユニット名が「はらぺこめがね」だなんて!食と絵本がテーマの当ブログにぴったり。
今後他の作品もどんどんご紹介していきたいです!
★コラム ヨーグルトメーカーでローストビーフを作る話
お正月、わが家はローストビーフを食べます。
ほんとは「四つ足のものを食べるべからず」というしきたりもあるそうなのですが、まあ、食べてますよね(笑)ここぞとばかりに。
で、ローストビーフ。
おいしそうだな~家で作れないかな~と思いつつ、火が通っているのかどうか怖くてなかなか踏み出せませんでした。
よく見かけるレシピは、フライパンで焼いてからホイルやらタオルやらで巻いて保温しながら、ゆっくり熱を通すという方法。
でも、それでほんとに火が通っているの?って信用できなくて。
ましてやそれを家族に出すなんてできなかったわけです。
お肉も安くはないので、失敗もしたくない。
ところが、このコロナ禍、少しでも免疫を!という気持ちからR-1ヨーグルトを量産するためにヨーグルトメーカーを購入。
(それがどの程度効果があるのかわかりませんが、おまじない的な気持ちです)
そして、これが65℃まで温度があがるんですね。
あれ?これ…と思って調べてみたら、いましたね、サラダチキンやローストビーフを作っている人が。
公式サイトでは紹介していませんから、あくまでも自己責任。
だけど、タオルで巻いて作るよりは温度設定をしたことでなんだか安心、と思ったのです。
ローストビーフがおいしくできる理屈
ローストビーフがおいしいのは火が通りすぎていないから。
肉のうまみを引き出し、ぱさぱさにならない、そんなちょうどいい温度で火を通すからなんですね。
それには、二つのタンパク質の性質が関係しているそうです。
ミオシン…50℃以上になると、お肉がかみ切りやすく、うま味も感じやすくなる。
アクチン…66℃以上になると、肉の水分が抜け、色が茶色くなり硬くなる。
つまり50℃~66℃未満の温度で加熱すると、おいしくなるようです。
安全性を考えると中心部分まで温まるまでの時間を十分にとる必要がありそうです。
安全性に関してはコチラのサイトでしっかり解説されていました↓↓↓
【内閣府食品安全委員会 肉を低温で安全においしく調理するコツをお教えします!(令和3年12月24日公開)】
わが家のローストビーフの作り方
1. 牛肉ももブロックの表面に塩コショウとニンニクをすりつける。
2. 油をひいたフライパンで、ブロック肉のすべての面に焼き目をつける。
3. 粗熱がとれたら、できるだけ空気を抜いてポリ袋(またはジップロック)にいれて口をしばる。
※ポリ袋は耐熱温度に注意。
4. 付属の容器に3を入れ、少しさましたお湯をお肉がしっかり浸かるように入れる。
※湯温は63℃くらいにしたいですが計ってはいません。イメージです。
5. 63℃、3時間にセットしてスタート。あとは待つだけ。
出来上がったたら、粗熱をとって冷蔵庫へ。さめた方が薄く切りやすくなります。
食べる時レンジで温めたくなりますが、レンジにかけるとお肉が縮んで、肉汁が出てしまいます。
せっかく低温調理したのに~となりますから、お好みのソースをかけてそのまま食べてくださいね。
ちなみにわが家のソースは市販のステーキソースです。
お肉の選び方も大事。
私の好みはサシが多くもなく少なくもなく。
サシが多いと柔らかいですが、脂がしつこいのでたくさん食べられず、赤身に近いと硬いので薄ーく切る必要が出てきます。
それはそれでおいしいんですけどね。
ローストビーフは今やわが家のお正月の定番となりつつあります。
大人のメニューとして作っていたローストビーフですが、今年は7歳娘がよく食べてくれました。
「おいしい!」と言ってもらえてうれしい反面、ヨーグルトメーカーでは一度に少量しか作れないので、競争率が高くなりました。
ちゃんとした低温調理機ならもっと作れるんだろうか。
5歳娘が食べるようになる頃には考えなければ…
ではまた。
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