先日、近所のコーヒー豆屋さんに行きました。
このコーヒー豆屋さんは、豆を選んで、好みの焙煎具合や挽き目をオーダーできるスタイル。
わくわく~!
この店は2回目ですが、前回は生豆での購入だったので、挽くところまでやっていただくのは今回が初めて。
その場で焙煎していただき、ペーパードリップ用に挽いてもらったのですが…あれ?思ったより細かい…こんなんだっけ?
いつもはプロペラ式のミルで挽いているので、粗いのを見慣れてしまったのでしょうか?
試しに淹れてみましたが…フィルターの目詰まってる…
あきらめきれず飲んでみましたが「エグい!」…やっぱり…。
それなりにお高いものだったので、あきらめきれず、自分をごまかしつつ2度3度と飲んでみたけれど…正直もうあんまり気が進まない…
どうしよ…
「茶漉しドリップ」で淹れてみる
そこで思い出したのが、「茶漉しドリップ」という方法。
やり方はこんな感じ。
1.コーヒーの粉を小さい鍋などに入れて直接お湯を注ぐ。
2.4分待つ。
3.茶漉しで漉しながらカップに入れる。完成!
以前本で読んで、おもしろそう、またやってみようと思ってたんです。
「やるのは今やな…」
で、やってみました。
こんな感じ。
うちで茶漉しっていうとこんなんしかないんですが、目の細かさは割といい具合に細かめです。
サイズ感がおかしいですが、まあ大丈夫でしょう。
ちゃんと粉は1杯分(10gほど)入れ、お湯もスケールがあるので150ml計って入れました。
待つこと4分…
茶漉しの上からジャーっと注いで完成です!
あら、もうすでにおいしそうです。
「茶漉しドリップ」で淹れたコーヒーを飲んでみる
飲んでみると…イケる!
しっかり味が出ているのに、あんなに嫌だったエグ味は感じません。
茶漉しドリップはペーパーフィルターのような細かい目を通していないので、コーヒーオイルもダイレクトに抽出されるのだとか。
この味…好きかも!
すっきりしたコーヒーもいいですが、このしっかりどっしりした感じ、良いです!
ペーパードリップに向かない豆を使うための苦肉の策としてやってみましたが、これは思わぬ発見。
底の方には細かいコーヒーの粉が残ります。
ざらつくので、それが嫌いな方もいるかもと思います。
私は気にしません!(笑)
私は家にサーバーやスケールがあったのでそれを使いましたが、サーバーがなくても、鍋でもコップでもなんでもOKです。
練乳を入れてベトナムコーヒーみたいにするのもおいしそうですね。
『コーヒー1年生の本』井崎英典
※画像のリンクは楽天ブックスに貼っています。
私が茶漉しドリップを知ったのはこちらの本です。
『コーヒー1年生』。
第15代ワールド・バリスタ・チャンピオンの井崎英典さんの本です。
「1年生」と銘打ってるだけあって、難しく考えずまずはコーヒーを楽しんでほしい、コーヒーを楽しむ人を増やしたいという思いで書かれている本です。
この本の中で「専用の道具がなくても淹れられます」と紹介されていたのが、この茶漉しドリップです。
コーヒーの世界って、こだわる人はすごくこだわるので、初心者はちょっと気おくれしちゃいますよね。
そんなハードルを下げてくれるのがこの本。
コーヒーに興味を持ち始めた人におすすめ。
つまり私。
今後も繰り返し読むことになりそうです。
まとめ
ペーパードリップに合わない挽き目になってしまったコーヒー豆を使うのに、茶漉しドリップがオススメ。
苦肉の策でやった茶漉しドリップは、意外においしく淹れられるので、淹れ方の選択肢の一つになりそう。
バリスタチャンピオン井崎英典さんの『コーヒー1年生の本』は、初心者向けでオススメ。
日常にコーヒーを。
ではまた。
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